2020年2月26日(水)
草の根から野党連合政権
全国革新懇が代表世話人会
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全国革新懇は25日に東京都内で代表世話人会を開き、この間の国会論戦や安倍9条改憲発議阻止の緊急署名、都知事選と総選挙をみすえた「市民と野党の共闘」などについて議論しました。日本共産党の志位和夫委員長が参加しました。
国会情勢では、新型コロナウイルス対策について、国民の命が重大局面にあるとして、政府が検査体制や治療体制の両面で抜本的な財政措置をとることの重要性が語られました。また安倍晋三首相が日本共産党を「暴力革命の党」と首相として初めて国会で言及したことに対し、日本共産党だけでなく、立憲民主党など野党が一致して「デマ」だと撤回を求めて抗議したことは「野党間の信頼関係が強まっている」ことを示していると強調。「桜を見る会」疑惑や東京高検検事長の定年延長問題で安倍政権の答弁は大破綻しているとして、野党が協力して徹底追及していく必要性も語られました。
野党連合政権の実現に向けては、政党間だけではなく草の根から「私たちが求める政権とはこういう政権だ」と話し合い、国民のなかに野党連合政権のイメージを広げていくことが大事だと指摘されました。5月16日に開かれる予定の全国革新懇第40回総会では、日本共産党排除を決めた「社公合意」(1980年)から現在の「市民と野党の共闘」の発展に至る経緯と変化を整理していくことも提起されました。
また会議では、個人の尊厳を尊重する政治をつくるという「市民連合」の発足以来ジェンダー平等の運動が急速に進んでいることや先住民族であるアイヌ民族の権利が保障される取り組みの重要性も強調されました。
各地の取り組みとしては、改憲阻止の緊急署名を積極的に進めていることや地域の「訪問介護事業の継続」という要求実現に向けて運動していることなどが報告されました。