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2020年2月21日(金)

女川再稼働十分議論を

宮城の県議・市民ら 知事に要望書

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(写真)県の担当者(右手前)に要請する県議と市民団体=19日、宮城県庁

 宮城県の脱原発をめざす県議の会と17の市民団体は19日、村井嘉浩知事と「女川原子力発電所2号機の安全性に関する検討会」の若林利男座長に対し、女川原発の安全性の問題を十分に議論することを求める要望書を提出しました。

 提出には、脱原発県議の会の日本共産党の三浦一敏県議、社民党の岸田清実県議、各市民団体の代表ら16人が参加しました。岸田県議が県の職員に要望書を手渡し、脱原発市民会議の篠原弘典氏と原発問題住民運動県連絡センターの中嶋廉氏が要望の趣旨を説明しました。

 フィルターベントの信頼性に疑問があることや、フィルターのない耐圧強化ベント使用時に放出される360テラベクレルの放射能への評価が検討会で議論されていないことは重大な問題だと指摘しました。

 検討会での東北電力の水蒸気爆発に関する説明に重大な疑義があるとする高島武雄工学博士による論文を提出し、しっかり検討するよう求めました。

 参加者から「検討会に外部有識者が参加したのにまともな議論がされず、がっかりした」「しっかり検討してほしい」などの声が出されました。

 県の担当者は「検討会の座長に伝え、どう対応するか相談する」と答えました。


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