2020年2月18日(火)
学費無償化など要請
議員・文科省に 民青信州大学班
長野県の日本民主青年同盟信州大学班は17日、上京して学費の段階的無償化や、給付型奨学金拡充などを文科省や議員に求める国会要請を行いました。同大学内で活動する「高等教育無償化プロジェクトFREE」の学生も参加しました。
要請参加者は、長野県選出などの衆参議員10人を訪問。日本共産党の吉良よし子参院議員(秘書)、立憲民主党の杉尾秀哉参院議員らが応対しました。
朝6時までのアルバイトをこなし、生活費を捻出(ねんしゅつ)しているという男子学生は「奨学金を借りたいが、返済が大変」と述べ、給付型奨学金の拡充を求めました。「FREE」のメンバーは、実施した学内アンケートでアルバイトをする学生が全体の7割に上り、その多数が「学習時間、睡眠時間を削られている」と回答したと報告。大学予算を抜本的に拡充し学費の速やかな半額化、段階的な無償化などを訴えました。
一行は文部科学省へも要請。「父親を亡くし、66歳の母親が無理をして働き学費を出している状況だ」と切実な実情を伝え、無償化の努力に踏み出すよう訴えました。日本共産党の畑野君枝衆院議員、武田良介参院議員が同席しました。
要請後の感想交流では「野党議員が真摯(しんし)に対応してくれた」などの声が上がりました。吉良参院議員が駆けつけ、激励しました。