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2020年2月13日(木)

「桜」前夜祭

マルチ役員と写真 報道

首相「全く存じ上げない」

 安倍晋三首相は12日の衆院予算委員会で、2017年にマルチ商法で業務停止命令を受けた「48(よつば)ホールディングス」の役員と首相夫妻が一緒に写った「桜を見る会」前夜祭(首相後援会主催)での写真が同社の会員勧誘に利用されていたと東京新聞が報じたことについて問われ、「その人物は存じ上げない」と関係を否定しました。立憲民主党などの共同会派の川内博史議員への答弁。

 安倍首相は、「政治家だから写真を撮ってくれと言われれば撮る。全く存じ上げない。知り合いでも何でもない」と主張。妻の昭恵氏にも確認したとし、「全く知らないということだ」と述べました。「東京」が報じた写真についても「前夜祭かどうか定かでない。どこで撮られたか分からない」と述べました。

 川内氏は、「昭恵氏のフェイスブックに、“下関の花火大会に招待した”“一緒に花火を見た”ということで同じ人物が写っている」と追及。安倍首相は「花火には誰も招待していない」と、同社役員との面識を重ねて否定しました。

 48社は、暗号資産(仮想通貨)「クローバーコイン」の販売で特定商取引法違反があったとして、消費者庁から17年10月から3カ月間の業務停止命令を受けています。


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