2020年2月9日(日)
ヒバクシャ署名10万をNYへ
核兵器廃絶は悲願 条約批准へ多数派つくろう
東京で集会
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東京都江戸川区で7日、「ヒバクシャ国際署名10万を江戸川からニューヨークへ!集会」が開かれました。主催は、同実行委員会。250人が参加しました。
集会では、同実行委員長の山本宏・江戸川区原爆被害者の会「親江会」会長が、7歳で広島で被爆し、頭部にウジが湧くつらさなどを生々しく証言。同区からすでに2万4千人分以上の署名が国連に送られていると報告し、「われわれ被爆者の悲願、悪魔の兵器である核兵器の廃絶にむけて、署名運動をよろしくお願いします」と訴えました。
講演した安井正和日本原水協事務局長は同署名について、▽「生きているうちに核兵器廃絶を」という被爆者の悲願を実現するため世論を結集する▽米・ロなどの核使用の危険に反対し、核不拡散条約再検討会議や国連総会に結集し、国際政治を動かす▽日本政府に核兵器禁止条約への署名・批准を迫る多数派をつくる―役割があると述べました。
集会には、さまざまな団体や、各党区議などが来賓として発言しました。斉藤猛同区長と千葉孝同区教育長からメッセージが送られました。また、被爆証言の朗読や合唱が披露されました。