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2020年2月7日(金)

麻生暴言 擁護の閣議決定

謝罪・決定撤回求める

紙議員が談話

 麻生発言に関する閣議決定についての、日本共産党の紙智子参院議員の談話は次の通りです。


写真

(写真)紙議員

 麻生氏が「2千年の長きにわたって一つの民族、一つの王朝が続いている国はここしかない」などと述べたことはとんでもない暴言です。麻生氏は2005年にも同様の発言を行っており、反省は見られません。同氏の姿勢そのものです。

 さらに重大なのは一大臣の発言にとどまらず、閣議決定で麻生氏の暴言を擁護したことです。安倍晋三首相はじめ全閣僚が麻生氏の「一つの民族」という差別的な発言を「日本の特徴」だと述べて肯定したことは、国際的な人権尊重、国連の先住民族の権利宣言に逆行する安倍政権の体質です。

 政府自らが決定した「アイヌ新法」(昨年5月施行)の趣旨を否定し、アイヌ民族の誇りも人権も傷つけるものに他なりません。北海道の少数民族懇談会などが「総理大臣以下全閣僚」は国連の権利宣言などを学び直すべきだと抗議(1月21日)した通りです。

 安倍首相が謝罪し、閣議決定は撤回すべきです。


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