2020年2月4日(火)
“絶望感 共通して体験”
同性婚訴訟 原告側訴え
東京地裁
|
同性同士の婚姻を認める法制度の実現を求めて、同性カップルらが国を提訴した「結婚の自由をすべての人に」訴訟の第4回口頭弁論が3日、東京地裁で開かれました。
原告側は、同性婚を認めない民法などは「婚姻に関する法律は個人の尊厳に基づいて定めなければならない」とする憲法24条2項に違反していると主張しています。
原告弁護団は原告の意見陳述書を読み上げました。「これで生きていけるのかという絶望感は同性愛者であることを理由に共通して体験している」と、個人の尊厳が奪われている実情を訴えました。
同地裁は、これまで断っていた原告意見陳述を次回期日で認める意向を示しました。
報告集会で原告の女性は「パートナーが泣きながら意見陳述書を作っていました。つらい体験をしたんだなと、家族として見ていてつらかった。これは同性カップルの共通体験でもある。もっとみんなに広く伝えていきたい」と決意を語りました。