2020年2月1日(土)
政策に暮らしのにおいを
初の記者会見で田村氏
日本共産党の田村智子政策委員長は31日、国会内で政策委員長として初の記者会見に臨み、「暮らしのにおいがする政策の伝え方をしていきたい」と決意を語りました。
田村氏は初めて女性として党政策委員長に就任したと自己紹介。国会内でも重要ポストに女性が少ないとして、「政治の分野でも女性が活躍していくことが、日本全体のジェンダー平等を進めていく上でも大切だ」と話しました。
「節は曲げないところは曲げないけれど、生活実感のある分かりやすい政策の伝え方、暮らしのにおいがどこかにするような政策の伝え方、政治は政治家だけがやるものでなく、日常の生活の中につながっているんだと伝えられるような役割を負っていきたい」と述べました。
ジェンダー平等に向けた党の政策について問われ、ジェンダー平等の柱は男女平等だと強調。特に経済の分野で女性の非正規雇用や低賃金が当たり前になっている現状を政治の力で変えていきたいと話しました。
LGBT(性的マイノリティー)など多様な性をもつあらゆる人々が差別を受けない社会に向けて政治の中でできることがたくさんあると述べ、同性婚の実現など「ぜひ立法や法制度を作ることで、具体的に目に見える形で進んでいくようがんばりたい」と語りました。