2020年1月23日(木)
共闘進め、新しい政治を
共産党新役員、各党にあいさつ
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日本共産党の志位和夫委員長は22日、第28回大会で新たに選出された小池晃書記局長、山下芳生副委員長、田村智子副委員長・政策委員長、穀田恵二国対委員長の新役員とともに、与野党7党・3会派の控室を訪れ、就任のあいさつをしました。
志位氏は、立憲民主党、国民民主党、社会民主党、参院会派の「沖縄の風」、「碧水(へきすい)会」の3野党・2会派の代表らに、大会初日(14日)に出席してあいさつをいただいたお礼を述べるとともに、野党各党・会派と共闘を発展させて安倍政権を倒し、新しい政治を開こうと語り合いました。
立憲民主党は枝野幸男代表、福山哲郎幹事長、安住淳国対委員長、逢坂誠二政調会長が応対。志位氏が、大会で安住氏が山本宣治に触れてあいさつしたことは「参加者に感動を広げました」と語ると、安住氏は「3年前のあいさつに比べても、すっと入っていけました」と応え、国会での野党共闘のさらなる発展をめざすことで一致しました。
国民民主党は玉木雄一郎代表、平野博文幹事長、原口一博国対委員長、泉健太政調会長が応対しました。大会であいさつした平野氏は「国会質問より緊張しました」と語り、志位氏は「(立場に)違いがある方が来られて、一致点が目の前で確認されるというのはうれしいことです」と話しました。
社民党は福島瑞穂副党首、吉田忠智参院議員が応対。志位氏が「野党が結束して安倍首相に引導を渡したい」と語ると、福島氏は「桜を見る会は、田村智子さんはじめみなさんの活躍によるもの。野党共闘はもっとアピールしたい」と話しました。
「沖縄の風」は伊波洋一代表、高良鉄美幹事長が応対。志位氏は、「多様性の中の統一」は故・翁長雄志県知事の「保守・革新のお互いが腹八分で」との言葉に教えられたものだと話すと、伊波氏は「沖縄は野党だけでなく保守も巻き込んでやっています」と応えました。
「碧水会」の嘉田由紀子参院議員は「参加型・対話型のすばらしい大会でした」と話し、野党共闘での政権交代が必要だと語りました。
社会保障を立て直す国民会議は、野田佳彦代表、玄葉光一郎幹事長、広田一国対委員長、重徳和彦衆院議員が応対。野田氏は「大事な国会。安倍政権を倒すうねりをつくりたい」と話し、志位氏は「まず国会での共闘をさらに発展させ、安倍政権を倒して、まともな政治をつくりましょう」と話しました。
大会であいさつした中村喜四郎衆院議員(無所属)と会い、志位氏は心からのお礼を述べ、固い握手を交わしました。
れいわ新選組は木村英子参院議員の控室を訪れ、あいさつしました。
自民党は二階俊博幹事長、林幹雄、金田勝年両幹事長代理、森山裕国対委員長、松本純国対委員長代理、鈴木俊一総務会長が応対。志位氏は「田村副委員長は、わが党で初めての女性の政策委員長になり、新たにジェンダー平等委員会を設け、倉林明子副委員長が責任者になりました」と紹介すると、二階氏は「女性活躍社会が大切ですね」と応じました。
公明党は山口那津男代表、斉藤鉄夫幹事長、石田祝稔政調会長、高木陽介国対委員長が応対。志位氏は「女性の役員比率を高めたいと努力しています」と話すと、山口氏は「女性の声がもっと現場に反映されるようにしないといけません」と話しました。
維新の会は片山虎之助共同代表、馬場伸幸幹事長、浅田均政調会長、遠藤敬国対委員長が応対しました。志位氏は「立場の違いはありますが、国会でフェアにやっていきたい」と述べ、懇談しました。