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2020年1月21日(火)

センター試験継続を

考える会が緊急声明

 「入試改革を考える会」代表の大内裕和中京大学教授らは20日、「大学入学共通テストの2020年度実施延期を求める緊急声明」を萩生田光一文部科学相あてに提出しました。

 緊急声明は荒井克弘大学入試センター名誉教授など、大学や高校などの関係者13人が呼びかけたものです。

 関係者の運動により、英語民間試験の実施「延期」と、国語・数学の記述式問題実施「見送り」が決定しました。声明は、新たな試行調査(プレテスト)抜きで大学入学共通テストを実施することは「適格性が強く疑われる」と指摘。実施まで1年を切っても内容の詳細が定まらず受験生や教育現場を混乱させているとして、同テスト実施を延期し、大学入試センター試験の継続を求めています。インターネット上で集めた賛同署名は、10日間で1300人を超えました。

 同日、同省内で記者会見した大内さんは「英語民間試験や記述式の導入を検討会議で根本から考え直すというときに、その2本柱を前提とした共通テストを強行するのはおかしい。少なくとも来年度は延期すべきだ」と話しました。


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