2020年1月19日(日)
第28回党大会
探求と開拓の指針として
第二決議案 山下副委員長が結語
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第二決議案(党建設)と報告についての討論の結語に立った山下芳生副委員長は、「どれも教訓と決意に満ちたすばらしい発言で決議案と報告を全国の実践によって豊かに練り上げるものだった」と討論の特徴を語り、とくに学びあいたい点について詳しく解明しました。
第一は、討論を通じて、党建設の意義が自らの大志とロマンを込めて語られたことです。
山下氏は、「“地域、職場、学園をこう変える”という決意は、どれも胸を打つものだった」と述べました。
党勢拡大に粘り強く取り組んだ学生や職場党組織の発言を紹介し「支部でも、地区でも、困難に負けずに前進している党組織は、党建設の事業に大志とロマンを込めていることが共通している」と指摘。第二決議案が提起した「五つの目標」をそれぞれの「地域、職場、学園をこう変える」という展望と結びつけて、党創立100周年に向けた党建設の目標をやり遂げようと呼びかけました。
第二は、わが党の事業を若い世代にいかにして継承するかです。
山下氏は、学生の中で党員や民青同盟員を着実に増やしている代議員の「青年・学生にとってこそ、民青同盟や党は宝物だということです」との発言に注目。「若い世代に『重い荷物』でなく『宝物』を継承するというのは、とても大事な心構えです」と指摘しました。
青年・学生が、進学・就職での過度な競争や長時間・過密労働に置かれるなか、若い世代と党の間には「壁」がないどころか「出会いを待っている」状態です。山下氏は、「青年の模索と探求にこたえることができる科学的社会主義と党綱領を持つ党、それを学ぶ民青の魅力に確信をもって、党の側から、青年との『出会い』をどんどん広げよう」と語りかけました。
支部と党員の力を引き出す要である党機関の体制と活動をどう強めるかについても全国の豊かな経験で深められ、体制の確立や学習、支部を励ますさまざまな努力が紹介されました。
第三は、党建設にとっても一部改定される綱領が大きな力を発揮していることです。
「一部改定される綱領は、党づくりの最大の理論的・政治的推進力となるに違いありません。党綱領の一大学習運動に全党がとりくみ、綱領の力を全面的に発揮させて強く大きな党をつくろう」と力を込めて呼びかけると、会場は熱い拍手で応えました。
最後に、党勢拡大の独自追求をにぎって離さず前進への努力を続ける重要性について強調しました。
党勢拡大は党活動の中でも一番力のいる仕事で、党員拡大も「赤旗」読者拡大も、独自追求がなければ、自然成長では絶対進みません。
山下氏は、「第二決議案を全党が党建設の探求と開拓の指針にして、野党連合政権と党躍進を実現する強く大きな党をつくろうではありませんか」と訴え、1月末までに「大運動」目標を総達成し、2月からは毎月毎月努力して、党創立100周年までに「五つの目標」をやり遂げようと、全党の奮起を呼びかけました。