2020年1月16日(木)
第28回党大会
可能性とらえ党づくりの新たな躍進の時代開こう
第二決議案 山下副委員長が報告
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第二決議案(党建設)の報告に立った山下芳生副委員長は、冒頭、「党建設について党大会で独立した決議案として提案するのは今回が初めてです」と述べ、これは、いまが党建設でなんとしても後退から前進に転ずる歴史的時期であるという認識と決意にたってのものだと強調しました。第二決議案は、全体として歓迎され、党建設への新たな意欲が生まれていると語り、章ごとに決議案を力に党建設で生まれている新しい前進の芽を中心に報告しました。
「大運動」の到達点
最初に「党勢拡大大運動」の到達点について明らかにし、党員拡大では、通算で2533人の新しい党員を迎え、「しんぶん赤旗」読者拡大では9月以降4カ月連続で前進し、日刊紙1865人、日曜版8464人、電子版317人、合わせて1万646人の増勢となったと報告。「全党のみなさんの大奮闘によるものであり、心から敬意を表します」と述べると、参加者は大きな拍手を送りました。
大いにある前進に転じる条件
第1章、第2章では、討論をつうじて、全党が一つになって危機を打開し、党建設で前進に転じようという一体感、連帯感が生まれていると指摘。全党が党づくりで前進する「客観的可能性」と「主体的な力」について深くつかむことが重要だと述べ、(1)党と国民の変化が劇的に進展している(2)党建設で前進を切り開く主体的力はある(3)綱領一部改定案が、国民の探求にこたえ、誤解・偏見を解く力になる―の3点を上げて詳しく解明しました。
いま、党建設で前進に転じる条件は大いにあると述べ、「危機と前進への大きな可能性の両面を深くとらえ、党づくりで新たな躍進の時代を切り開くため一緒に力をつくそう」と呼びかけると、会場は熱い拍手でこれに応えました。
大志とロマン込めた「五つの目標」
第3章は、党創立100周年までに野党連合政権と党躍進を実現する強く大きな党の建設をめざして「五つの目標」を提起しています。
山下氏は、この目標のもつ意義を、第一に、野党連合政権に道を開き、党躍進を実現するという大志とロマンが込められた目標、第二に、世代的継承を軸にすえ、党勢を着実な前進の軌道に乗せる目標、第三に、党の量的前進と一体に、質的建設を抜本的に強める目標―という点から詳細に明らかにしました。
若い世代での党づくりを全党の力で
第4章が、全党討論と「大運動」を経て、党建設の前進へ支部、地区、都道府県の探求・開拓の確かな指針となることが明らかになっているとして、全党の経験から学んだことを次の2点に絞って各地の努力を紹介しました。
わが党の事業を、若い世代に継承する課題をいかにしてやり遂げるか―。若い世代から多くの党員を迎えているところでは、党員や支部の結びつきが出発点となっているなど、第4章の方向で奮闘し、党の主体的力が発揮されるなら、若い世代に党をつくることは可能なことを示していると述べ、「全党の力で必ず成功させよう」と力を込めて呼びかけました。
支部と党員が持つ力を引き出す要である党機関の活動をいかに発展させるか―。(1)リスペクトの姿勢を大切に、チームワークの力を発揮する(2)「政策と計画」をもち、「支部が主役」で要求活動や党勢拡大に自覚的にとりくむ支部を広げる努力(3)ジェンダー平等の立場で積極的に女性幹部を増やし、意思決定の場に女性の参加を高める、の3点を強調しました。
最後に、「わが党のもつすべての力、綱領と規約で結ばれた全世代の力を一つに集め、党建設で新たな躍進の時代を切り開き、党創立100周年を迎えよう」と呼びかけました。