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2020年1月15日(水)

第28回大会 共闘する野党・会派などからあいさつ

沖縄の風代表 伊波洋一さん

諦めないたたかいで共闘を

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 ハイサイ(こんにちは)。歴史ある日本共産党第28回大会の開催おめでとうございます。沖縄が米軍統治下にある間を含めて、沖縄民衆の声を広く国民に伝え、国政の場で取り組んでこられたことに、心からの敬意と感謝を表します。

 沖縄は今もなお、米軍により県民の日常の暮らしが破壊されています。特に第2次安倍政権が誕生して以降、生物多様性の宝庫である「やんばるの森」を破壊するオスプレイ離発着場の建設や、辺野古・大浦湾の藻場やサンゴの海を埋め立てる辺野古新基地建設工事、宮古・八重山など南西諸島への自衛隊基地建設の強行など、アメリカに追従する軍事基地強化が国家権力の限りを尽くして強行されています。

 しかし、沖縄県民は決してあきらめることなく、毎日の辺野古のシュワブゲート前と海のテントの座り込みを貫徹し続けています。海の座り込みは「命を守る会」の8年を合わせて、23年になります。

 あきらめないたたかいは、14年の県知事選挙で「オール沖縄」の翁長雄志知事を誕生させ、18年には玉城デニー知事を圧倒的な得票で誕生させました。昨年の辺野古県民投票では、有効投票の72・2%が「反対」を表明し、県民の民意を内外に明確に示すことができました。あきらめないこと。これが、勝利する方法だと確信しています。

 市民と野党の共闘でも一足先に、14年解散・総選挙で選挙区すべての野党統一候補の当選を実現しました。

 以前は、統一候補は党籍を離脱しなければなりませんでしたが、14年以降、各党に所属したまま、各党・会派が市民、県民と一緒になって統一候補を全力で応援し勝利するたたかいを構築しています。「腹八分」「腹六分」は、「オール沖縄」の大切なキーワードです。考え方の違う相手を尊重すること。多様な意見を持つ県民の信頼を得ました。その中で、日本共産党に常に大きな役割を果たしていただいていることに、改めて感謝申し上げます。

 来る解散・総選挙、共闘を前進させるために「沖縄の風」も共に頑張ることを表明してごあいさつといたします。


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