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2019年12月20日(金)

京都市に全員制給食を

福山氏が市民の「会」と懇談

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(写真)全員制の中学校給食を求める母親と懇談する福山氏(右端)=19日、京都市中京区

 京都市で全員制の中学校給食の実現をめざす「小学校のような中学校給食をめざす連絡会」は19日、京都市中京区の「つなぐ京都2020」事務所で、京都市長選(来年1月19日告示・2月2日投票)に立候補表明した弁護士の福山和人氏と懇談しました。

 連絡会は、立候補表明した3氏に全員制の実施について問う公開質問状を提出し、懇談を要請しています。

 参加した母親は「いまの選択制の弁当給食では、食べているものが違い、給食時間はみんな気を使っている」「子どもを分断し、苦しめるもの。伸び盛りの子どもを栄養面でも支える全員制こそ必要」と訴えました。

 伏見区の女性は「どのママも切実に全員制を求めている」と述べ、「伏見ネット」では若い母親が一人で1238人分の署名を集めるなど大きな反響を呼んでいることを紹介しました。

 福山氏は、全員制給食の計画的な実施を表明。学校給食にすべて無農薬の有機米を導入している自治体があることに触れ「京都市の学校給食でも有機農産物の導入を進めたい」と強調。京都市近郊には農地もあり、農業を志す若い人もいるとし「全員制給食はもちろん、有機農法と学校給食を結びつけて、農業が生業(なりわい)として成り立ち、地域経済が循環していくモデルも示したい」と述べました。


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