2019年12月17日(火)
都立病院 直営で存続を
連絡会、署名訴え
不採算でも必要な医療
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東京都の小池百合子知事が全ての都立病院の地方独立行政法人化を打ち出したのに対し、「都立病院の充実を求める連絡会」は16日、JR新宿駅西口で「直営で充実を」と訴える宣伝を行い、1時間で107人が署名に応じました。
同連絡会の赤尾関恵子代表委員は「独法化された病院では4分の1の病室が有料個室化された。お金がなければ利用できない状態だ。安心してかかれる医療のため、都が責任を持つべきだ」と強調しました。
各地の都立病院を守る会の代表も「都立神経病院は難病の治療に取り組んでいる。24時間365日人工呼吸器が欠かせない人は『死ねと言うのか』と怒っている」(多摩メディカルキャンパスをよくする会)、「松沢病院は精神科専門病院として、民間病院では難しい患者を受け入れる役割を果たしている」(松沢病院を充実させる会)などと訴えました。
日本共産党の里吉ゆみ都議は「都立病院は小児、周産期、障害者、難病、災害医療など不採算でも必要な医療を提供している。力を合わせ、直営での病院存続に頑張る」と表明しました。