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2019年12月15日(日)

杉田水脈衆院議員の中傷批判

フェミ科研費裁判 第3回口頭弁論

京都地裁

写真

(写真)支援集会で報告する原告4人(左から4人)と弁護団(右から3人)=13日、京都市

 日本軍「慰安婦」問題などを扱ったジェンダー研究を誹謗(ひぼう)中傷した自民党の杉田水脈衆院議員を、牟田和恵大阪大学教授、岡野八代同志社大学教授らジェンダー研究者4人が名誉棄損で提訴した「国会議員の科研費介入とフェミニズムバッシングを許さない裁判」(フェミ科研費裁判)の第3回口頭弁論が13日、京都地裁で開かれました。

 杉田氏は欠席。原告側代理人は、杉田氏がツイッターなどで、牟田氏らの研究がずさんな経理で行われているかのように述べたり、科学研究費を研究ではなく「反日活動」に利用していると中傷したりしたことを指摘しました。

 閉廷後に開かれた支援集会では、秋林こずえ同志社大学教授や大学院生ら裁判支援者4人が応援スピーチをしました。

 秋林氏は、国際的な場において、日本政府が「慰安婦」問題を否定する異様な働きかけをしていることを紹介。「このような問題に切り込んでいけるのはフェミニスト研究者」であると述べて、この裁判のもつ意味の重要性を語りました。


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