2019年12月15日(日)
COP25inマドリード 最終日
温室効果ガス 削減目標引き上げ
市民社会が集結
未来のため訴え続ける
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【マドリード=小梶花恵】スペイン・マドリードで開かれている国連気候変動枠組み条約第25回締約国会議(COP25)最終日と予定された13日、市民社会からの参加者が会場に集結しました。気候変動への対策を求める「フライデーズ・フォー・フューチャー(未来のための金曜日)」の若者は手のひらや服に目を描いて参加し、各国の政府や企業の動向に注目している意思を表しました。
会場では若者、労組、先住民や環境NGOなどが次々にスピーチしてともに歌を歌い、災害や開発で土地を奪われた人に連帯し、人権の尊重や将来を取り返すためにたたかう決意を示しました。
先立つ記者会見でロシアのサーシャ・シュガイさん(24)はCOPの議論が進まないことを指摘し、「毎日状況は悪化しているのに各国政府はいまだ化石燃料企業に助成している。彼らは市民社会の声を聞かなければならない。体に掲げた目は、私たちが政府と企業を見ていることを示している」と述べました。