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2019年12月13日(金)

「桜を見る会」招待状 “不安もつ客も信用”

ジャパンライフ元店長

追及本部ヒアリングで証言

 安倍晋三首相主催の「桜を見る会」の招待状がマルチ商法会社「ジャパンライフ」の元会長に送られていた問題をめぐって、同社の元店長が12日、国会内で開かれた野党追及本部のヒアリングに出席し、招待状を見せることで信用を高め、顧客を勧誘していたことを証言しました。経営破綻したジャパンライフの被害者は7000人、被害総額は2000億円近くにのぼります。招待状をジャパンライフが組織的に活用し、“最後の荒稼ぎ”に使った疑いがいっそう濃厚になりました。


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(写真)「桜を見る会」追及本部のヒアリングで、ジャパンライフ元店長の証言を聞く議員ら=12日、国会内

 証言したのは、東日本にあったジャパンライフの店舗の元店長です。元社員は、桜を見る会の招待状を使った資料について、「本社でつくられた。山口(隆祥)元会長と担当社員が綿密な打ち合わせをしてつくった」と証言。

 全国各地で開催したセミナーで、招待状をプロジェクターで映して説明したとして、「そうすると、ジャパンライフに不安を持っていたお客様も、この資料で信用する」「それで契約もあげられていた」と話しました。

 元店長は、安倍首相が「山口氏と個人的な関係は一切ない」(2日の参院本会議)と答弁していることについて、「納得いかない」と指摘。「被害にあわれた方に納得いただける回答を安倍首相にはしていただきたいと思って、この場に立った」と述べました。

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(写真)ジャパンライフの説明会資料に印刷された山口隆祥会長(当時)あての「桜を見る会」招待状。招待状とともに送られた「受付票」には安倍晋三首相枠を示すとみられる「区分番号」の「60」番が(下線部)

 


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