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2019年12月13日(金)

COP25inマドリード

日本 また化石賞

小泉環境相演説に批判

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(写真)メディア注目の中、2度目の化石賞をもらった日本の代表=11日、スペイン・マドリード市(小梶花恵撮影)

 【マドリード=小梶花恵】スペイン・マドリード市で国連気候変動枠組み条約第25回締約国会議(COP25)が開かれている11日、日本が「本日の化石賞」の1位を受賞しました。化石賞は、環境NGOの国際ネットワークの「気候行動ネットワーク(CAN)インターナショナル」がその日の交渉で最も後ろ向きの行動や発言をした国に贈ります。日本が化石賞を受賞するのは先週に続いて2度目。

 今回の授賞理由は、小泉進次郎環境相がこの日のCOP閣僚級会合のスピーチで温室効果ガス削減目標の引き上げや石炭火力発電の中止の考えを示さなかったこと。贈呈者は日本の姿勢を批判した上でグレタ・トゥンベリさんの国連スピーチを引用し、「よくもそんなことを、日本」と述べました。

 小泉環境相のスピーチに注目していたというCAN東南アジアのニティ・ネサンデュライさんは「石炭をやめることについて何も言わなかったことにとても失望した」と語り、「彼の個人的価値を損なうだけでなく、(環境省が)石炭火力を推進したい他の省庁の下にあることを示している。日本の若者や私たちすべての東南アジア人が後押しし、東南アジアや国内の石炭火力をやめさせたい」と話しました。


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