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2019年12月1日(日)

気候変動すぐ対策を

世界158カ国2400都市で行動

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(写真)「私たちは反逆する子どもたち」などのプラカードを掲げて、英議会前で踊りながらデモをする若者たち=29日、ロンドン(伊藤寿庸撮影)

 【ロンドン=伊藤寿庸】急速に進む気候変動への緊急の対策を求めて29日、世界各地で若者たちが集会やデモを行う「グローバル気候マーチ」に取り組みました。呼び掛け団体によると世界の158カ国2400都市で行動がありました。

 12月2日からスペインのマドリードで開幕する国連気候変動枠組み条約第25回締約国会議(COP25)に向け、世界の指導者に圧力をかけることもテーマとなりました。

 ロンドンでは議会前に学生のデモが集結。12月12日投票の総選挙を「気候選挙」にしようなどと訴えました。ロンドン大学からのデモに参加したガブリエラさん(17)は、「環境問題に誰もまともに取り組んでいない。でもみんなの力を合わせれば変えられる」と明るい声で語りました。

 各政党の本部前では「エクスティンクション・レベリオン」(絶滅への反逆〈XR〉)のメンバーがハンストを行っています。

 ドイツの「未来のための金曜日」によると、ドイツ全土で520都市、63万人がデモに参加。自転車デモやピクニック、褐炭炭田での抗議行動などに取り組みました。イタリア各地で総計30万人がデモ。ローマで3万人、ミラノで2万5000人の集会が開かれました。

 安売り日の「ブラックフライデー」が浪費を促進し環境に悪影響を与えているとして、フランスや米国など各国でショッピングモールや通販小売り大手アマゾンの配送センターでの抗議行動も行われました。

 カメルーンのデモは、森林破壊が先住民の生活を脅かしていると熱帯雨林の保護を訴えました。


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