2019年11月29日(金)
過密な特別支援学校
設置基準ぜひ 父母ら請願提出
「障害児学校の設置基準策定を求め、豊かな障害児教育の実現をめざす会」は28日、特別支援学校への「設置基準」策定を求める署名提出集会を衆院第2議員会館で開き、6万5815人分の署名を国会議員に手渡しました。
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設備、編成などを定める学校「設置基準」が特別支援学校にだけないため、定員を大きく上回る子どもたちを詰め込む「過密化」が全国で続いています。
集会で同会の佐久美順子会長は「保護者、教員たちの思いの詰まった署名。ぜひ国会でつないで」とあいさつ。同会の佐竹葉子副会長は、文部科学省から設置基準について「妥当性を含め検討する」とした前向きの回答を初めて得たとして「長い運動で一歩前に踏み出した。これ以上、子どもや教員を苦しめないで」とのべました。
教員らも発言。「教室が足らず、中庭に張ったテントで対応している」「過密化によるストレスで子どもの他害、自害が起きている」「トイレは順番待ち。教室でオムツ替えをしている」「職員室もぎゅうぎゅう詰め」として改善を訴えました。
集会には日本共産党の畑野君枝衆院議員、伊藤岳、吉良よし子、山下芳生の各参院議員のほか、自民党、国民民主党の国会議員も出席しました。