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2019年11月26日(火)

新婦人協会 結成100年の集い

女性の運動 次世代に

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(写真)100年前に結成された新婦人協会の活動について発言する集会参加者=24日、東京都千代田区

 平塚らいてうの会など5団体は24日、「新婦人協会発足100年記念のつどい」を主婦会館(東京都千代田区)で開きました。

 新婦人協会は、平塚らいてうが1919年に市川房枝、奥むめおらに呼びかけて結成。つどいのテーマは、「女性たちが社会を動かし、法律を変えた―#MeToo#WithYouにつながる100年前の運動」です。

 主催者あいさつした平塚らいてうの会の米田佐代子会長は、女性の集会参加を禁止した治安警察法の改正(1922年)など、新婦人協会の活動は多岐にわたったと紹介。22年末の新婦人協会解散後、独自に活動を続けてきた5団体が女性運動の未来を考えようと集まったことついて「『共同』を重視した、らいてうの思いに重なる」と語りました。

 運動の継承について、平塚らいてうの孫の奥村直史さん、賀川ハルの孫で「賀川ハル研究会」の冨澤康子さん、奥むめおの孫で主婦会館・元事務局長の河村真紀子さん、市川房枝記念会理事長の久保公子さんが語り合いました。

 河村さんは女性運動や労働運動の内部に埋もれがちだった個人の多様性に注目する大切さを示し、「気候変動や社会システムを解決しようと動いている若い世代は強いリーダーを求めず、個人としてゆるやかに結びついている」と語りました。

 参加者から「在日外国人の地方参政権を求めます」「候補者男女同数法が成立した。次は性暴力被害者を守る刑法改正です」など発言が相次ぎました。

 共催5団体は、市川房枝記念会女性と政治センター、賀川ハル研究会、主婦会館、主婦連合会、平塚らいてうの会です。


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