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2019年11月13日(水)

就活ハラスメント防止

市民ら厚労省に署名提出

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(写真)記者会見で、就職活動生へのハラスメント防止を訴える人たち=12日、厚生労働省

 「#就活ハラスメントをなくしてください!」と題してインターネット上で署名運動に取り組む市民らが12日、厚生労働省に対し、実効性のあるハラスメント防止指針などを求める要望書と、1万1333人の賛同署名を提出しました。

 記者会見した大学院生の町田彩夏さんは、志望企業の幹部から受けたセクハラを告発。「自分のように苦しむ学生をなくしてほしい」と訴えました。

 この間、就職活動生から寄せられた「(面接で)スタイルいいね。彼氏はいるの? などと聞かれた」「面接官ではない男性から食事に誘われ、断れなかった」「履歴書を目の前でごみ箱に捨てられた」などの実例が報告されました。

 取り組みに賛同する佐々木亮弁護士は「今年、職場でのハラスメント防止をうたう法律がつくられたが、就活生については言及されていない」と指摘。エッセイストの小島慶子さんは「国は法整備をしてほしい」と訴えました。

 要望書は、ハラスメント防止法の指針に就活生へのハラスメント防止事項を明記する▽アンケート調査を行い、実態を把握する▽行政の相談窓口を就活生が使いやすく、解決できるものにする―などを求めています。


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