2019年11月10日(日)
検閲ドミノ防ごう 表現の自由守ろう
MIC 文科省前行動
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日本マスコミ文化情報労組会議(MIC)は8日夜、表現の自由を取り戻す文科省前行動をおこない、あいちトリエンナーレや映画「宮本から君へ」への恣意(しい)的な助成金中止を撤回するよう求めました。180人が参加。来日した韓国言論労組のオ・ジョンフン委員長ら9人と一緒に「表現の自由守ろう」「検閲ドミノ防ごう」「多様な表現守ろう」とコールしました。
MICの南彰議長(新聞労連委員長)は、事後的に助成金を取り消す動きが連続し、「検閲ドミノ状態になっている。表現の自由を守るため、メディア労組が声をあげ、連帯して押し返していく」と強調しました。
オ韓国言論労組委員長は「表現の自由が脅かされることに隣国の同僚として嘆いている。お互いの嫌悪をあおり、歴史を後退させる報道を根絶しよう」と訴えました。
映画「宮本から君へ」や「新聞記者」のプロデューサー、河村光庸氏のメッセージが紹介され、「公益性の拡大解釈可能な概念で助成金を取り消せれば、萎縮につながる。日本社会に同調圧力・忖度(そんたく)が広がっている」と述べました。あいちトリエンナーレ「表現の不自由展・その後」実行委員の岩崎貞明氏は「展示は再開されたが、取り組みは続ける」と発言しました。