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2019年11月5日(火)

歴史わい曲許さない

不自由展 愛知県民の会総括集会

写真

(写真)総括集会で交流する参加者=2日、名古屋市

 「『表現の不自由展・その後』の再開をもとめる愛知県民の会」は2日、名古屋市内で総括集会を開きました。約50人が参加し、歴史のわい曲を許さず、憲法や民主主義を守る取り組みを続けていくことを確認。「『表現の不自由展・その後』をつなげる愛知県民の会」(仮称)の立ち上げを発表しました。

 県民の会は、国際芸術祭・あいちトリエンナーレ2019の企画展「表現の不自由展・その後」が中止になったことから急きょ市民有志が結成したもの。再開を求めるスタンディングや集会の開催、174団体連名の要望書を芸術祭実行委などに提出してきました。

 中止に抗議してボイコットを続ける作家らと連帯した行動が再開を後押ししました。

 久野綾子共同代表(79)は、「すべて元通りではなかったけど、再開され胸がいっぱい。河村たかし名古屋市長に対する抗議や文化庁の補助金不交付決定を撤回させる運動を、これから力を合わせてやっていきたい」と話しました。

 磯貝治良共同代表(82)は、権力側が植民地支配責任を隠ぺいし、朝鮮への憎悪を増殖させていると指摘。「芸術や文化の問題と、戦争責任の問題が象徴的に表現された」と話しました。

 参加者がグループに分かれて意見を交流。「歴史ねつ造がひどくなっている。放っておくと問題が広がっていく」「検閲が名古屋市で起こり自分の問題だと思えるようになった」「戦争責任を語り継ぎ、根付かせていかないといけない」「自分の周りでも表現の自由を守る運動がしたい」などの意見が出されました。


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