2019年11月5日(火)
安倍政治転換の三つの方向で野党連合政権を
小池書記局長が決議案で提起
党大会・第一決議案(政治任務)を報告した小池晃書記局長は、野党連合政権がめざす新しい政治について決議案が「安倍政治からの転換の三つの方向」を提起していることを報告しました。
決議案は「市民連合」との13項目の政策合意や、これまでの野党の共同のとりくみや選挙公約などで一致している政策課題をあげ、「これらの政策課題は全体として、野党連合政権の土台となりうる」と指摘しています。
その上で「これまでに築いてきた野党間の政策的合意の内容は、安倍政治からの転換の方向を三つの点で示すものとなっている」として、(1)憲法にもとづき、立憲主義、民主主義、平和主義を回復する(2)格差をただし、暮らし・家計応援第一の政治にきりかえる(3)多様性を大切にし、個人の尊厳を尊重する政治を築く―をあげました。
小池氏は「いわば、今日における『政治転換の三目標』だ。いずれも当たり前のように見えるかもしれないが、その当たり前のことを破ってきたのが安倍政権だ。だからこそ、安倍政治の問題を鋭くただし、転換の方向を明示するものになっている」と強調。「日本共産党は、市民と野党のみなさんに、この三つの方向にそって安倍政治を転換する野党連合政権を実現することを心から呼びかける」と述べました。
「三つの転換」
第一に、憲法にもとづき、立憲主義、民主主義、平和主義を回復する。
第二に、格差をただし、暮らし・家計応援第一の政治にきりかえる。
第三に、多様性を大切にし、個人の尊厳を尊重する政治を築く。