2019年11月4日(月)
DV・性暴力なくせ
被害当事者らパレード
東京
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配偶者・恋人からの暴力(DV)や性暴力、子どものころの虐待の被害当事者らが3日、東京都内でパレード「第11回あるこうよ むらさきロード2019」(同実行委員会主催)を行い、約200人が参加しました。女性への暴力根絶のシンボルカラー・紫の衣装や仮面でカラフルに仮装した当事者らが、「暴力のない社会をつくろう」とアピールしました。
オープニングイベントで波多野律子実行委員長が「被害者のうめきや願いが聞き取られていない。声を届けていこう」とあいさつ。全国女性シェルターネット元事務局長の遠藤智子さんは「被害当事者が安全に生きられる社会へ」とDV防止法改正などを求めました。お茶の水女子大学の戒能民江名誉教授も、同防止法や性刑法の改正、性暴力被害者支援法の必要性を指摘し、「女の自由と平等を守る社会へ、いまが正念場です」と訴えました。
超党派の国会議員が出席。日本共産党の吉良よし子参院議員が、これら法整備は「まったなしの課題。超党派で取り組みたい」と決意表明しました。
参加者は「なくそう性暴力 あなたは悪くない」などの旗を掲げて行進。初めて参加した性暴力被害当事者の女性(20代後半)は、「もうこの問題を後回しにしてほしくない。声を上げることが人々に響き、社会が変わってくれれば」と語っていました。