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2019年10月31日(木)

法相妻 公選法違反か

週刊誌報道 運動員報酬 法定の倍

 河井克行法相の妻の河井案里参院議員が今年7月の参院選で初当選した際、同氏の公設秘書が、公職選挙法が禁じる運動員買収に関与していたとする疑惑を31日発売の『週刊文春』が報じることがわかりました。選挙カーのアナウンサー13人に法定金額の2倍の報酬を支払っていたとしています。

 同誌は選対関係者の証言として、選対を実質的に取り仕切っていたのは克行氏だったとしています。

 選挙カーのアナウンサーの報酬上限は公選法で1日1万5000円とされていますが、同誌によると案里氏の選挙事務所は1日3万円を支給した疑いがあります。自民党県連関係者の証言として、アナウンサー側からの領収書を各2枚に分け、その一方を選挙管理委員会への提出用としていたと報じています。

 同誌は同じ書式と筆跡で書かれた2枚一組の領収書コピーも掲載。1枚は「河井あんり選挙事務所」あてで参院選の投開票日に12万円を受け取ったとしています。もう1枚は「河井あんり事務所」あてで、選挙公示前の日付で同額を受け取ったとする内容です。

 案里氏が新顔として立候補した広島選挙区(改選2)には、菅義偉官房長官や二階俊博・自民党幹事長ら政府・与党の重鎮が相次いで応援に入りました。


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