しんぶん赤旗

お問い合わせ

日本共産党

赤旗電子版の購読はこちら 赤旗電子版の購読はこちら
このエントリーをはてなブックマークに追加

2019年10月30日(水)

米NGO 辺野古「希望の海」認定

新基地から守る場所

自然保護協会、沖縄県に要望

写真

(写真)記者会見する日本自然保護協会メンバーら=29日、沖縄県庁

 米軍新基地建設の工事が安倍政権に強行されている沖縄県名護市の辺野古・大浦湾一帯を、米国の環境NGO「ミッション・ブルー」が、世界的に重要な海域、日本国内初の「ホープスポット(希望の海)」に認定したことを受け、申請者の日本自然保護協会などが29日、県と意見交換し、県庁内で記者会見を行いました。

 県環境部長などとの意見交換について日本自然保護協会の亀山章理事長は、「大浦湾のアオサンゴ群集や辺野古崎沖の長島の洞窟を天然記念物に指定することや、辺野古・大浦湾について新たに自然保護の制度を設けることを要望した」と、記者会見で報告しました。環境部長から、自然保護制度の拡充について前向きな反応があったといいます。

 ホープスポットは、世界的に著名な海洋学者のシルビア・アール博士が立ちあげたミッション・ブルーが、世界で110カ所以上指定しているものです。

 日本自然保護協会の安部真理子さんは、今回の認定について「サンゴなどの重要な生物多様性と、それを米軍基地開発から守るためのたたかいがある場所だということが評価された」と語りました。

 アール博士は、インターネットで公表されている動画メッセージで、「新しい工事(新基地建設)について、かけがえのない自然を大事に思うみなさんが、疑問の声を上げる機会です」と呼びかけています。


pageup