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2019年10月30日(水)

香港区議選 民主派立候補認めず

選管が届け出無効を決定

 【香港=釘丸晶】来月24日に行われる香港の区議会議員選挙(地方選挙)で選挙管理委員会は29日、2014年の雨傘運動の元学生団体リーダー、黄之鋒(こう・しほう)氏の立候補の届け出を無効とする決定を下しました。

 区議会選挙には1104人が立候補を届け出。当局は各候補者に24日の候補者説明会までに立候補承認の可否を知らせる通知書を送っていましたが、黄氏だけ判断が保留されていました。

 黄氏の所属する政党「香港衆志(デモシスト)」は香港の未来は民主的に決めるという「民主自決」を主張。この主張が香港基本法や「一国二制度」に違反するとみなされ、昨年3月の立法会(議会)議員補欠選挙でも同党の女性幹部、周庭氏の立候補資格が無効とされています。今回の区議選でも選挙管理委員会は黄氏には「基本法を支持し、香港政府に忠誠を尽くす意思がない」と判断。黄氏の立候補を認めませんでした。

 黄氏はフェイスブックに「政府が政治的選別を行い、私の選挙に参加する権利を剥奪したことを強く非難する」と投稿しました。


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