2019年10月30日(水)
教職員の働き方変えよう
党福岡県委が福教組など訪問
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日本共産党福岡県委員会は29日、1年単位の変形労働時間制導入に反対する提言を持って、福岡県教職員組合(福教組)、福岡県高等学校教職員組合を訪問し、現場の教職員の状況を聞き、意見交換しました。
県委員会文教委員会責任者の高瀬菜穂子県議と小原敏嗣労働部長らが、提言のリーフとパンフ『教職員の働き方を変えたい』を手渡し、福教組では本村孝幸書記長、高教組では渡邉修三執行委員長と懇談しました。
本村書記長は「現場の実態を本当に知らない。みんな10時間働くのが当たり前になっている。さらにそれが延びて打ち合わせや研修が入るなどありえない」「書いてあるとおり、1日6コマは無理。せめて5コマでないと授業の準備もできない」「病休者は、ふえたまま高止まりした状態」と語りました。
渡邉委員長から「夏休みには毎日、補習が入り、研修や部活指導で、お盆以外は休みがとれない。休みをきちんととらせるなら、教職員を2倍にしろと言いたい」と怒りの声が寄せられました。
学校現場をめぐって熱心な懇談になりました。「一部の進学校以外は“多様化”で、いろんな選択科目にそって学力指導を行うなど、状況は学校ごとにばらばら」(高教組)など現場の困難さがこもごも語られました。