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2019年10月1日(火)

連合政権へ本格議論

富山 市民・野党共闘の各界懇談会

藤野衆院議員迎えて開催

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(写真)市民と野党の共闘を考える各界懇談会で報告する藤野衆院議員(正面左から2人目)=29日、富山市

 日本共産党富山県委員会は29日、藤野保史衆院議員を迎えて「市民と野党の共闘を考える各界懇談会」を富山市で開きました。

 「オールとやま県民連合」や民主団体、労働組合、市民運動の参加者や党員など80人が出席しました。

 党中央が作製した「野党連合政権ムービー」(8分30秒)を視聴し、藤野氏が「安倍政権はダメだと思っていても、政治は変わるとは思えないという人もかなりいる。今こそ野党連合政権に向けて本格的協議が求められている」と述べ「皆さんの意見を聞かせていただきたい」と呼びかけました。

 懇談では、社民党元議員も含めて17人が発言。ある僧侶は「仏教では2500年の歴史の中で、時には宗派間で激しい論争もやってきた。違っているところも話し合うから、一致するところもよく分かる。今の共闘にも違いはたくさんあるが、一致するところが大事」。れいわ新選組を応援しているという女性は「いままで投票に行かなかった人などと、どうやってつながるか、どうやって政治の垣根を低くするか模索している。きょうのような会を重ねていきたい」と発言しました。

 オールとやま県民連合の男性は「2016年よりも得票率が上がっている町もある。その町では安倍9条改憲ノー3000万人署名をがんばってきた」と述べた上で「共産党さんも若い人を党に迎えてほしい。2人とか3人で組をつくって働きかけたらいいのではないか」と党勢拡大への「エール」も寄せられました。

 「こういう懇談会を中央はもとより、県や市町村でももっとやってもらいたい」「野党党首が一緒に演説しているポスターをつくるなど野党共闘をもっと可視化してほしい」「ジェンダー平等、消費税を今後どうするか、全世代型社会保障など政策的に練り上げてほしい」など貴重な意見がたくさん出ました。

 参加者からの感想文では「非常にタイムリーな企画だった」「野党共闘の努力が具体的に聞けてよかった」などの感想が出されました。

 懇談会では上田俊彦県委員長が「先の参院選で、富山でも野党統一の西尾政英候補は立憲野党4党の比例票合計の131%を獲得した。富山でも野党共闘への県民の期待が大きい」とあいさつ。藤野氏は「参院選で自・公などが改憲に必要な3分の2の議席を割ったことで、国会の空気が変わった」と切り出し「自民党は富山選挙区で7万票減、比例でも富山県で3万3千票減らした。全国的にも絶対得票率は16・7%で『国民の信任を得た』(安倍首相)などとは到底言えない」と強調しました。


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