2019年10月1日(火)
ヒバクシャ国際署名
1000万超 国連提出へ
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ヒバクシャ国際署名連絡会は30日、東京都内で会見し、2016年4月から取り組んできた「ヒバクシャ国際署名」の累計が1000万人を超え、1051万7872人になったと発表しました。
日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)の藤森俊希事務局次長とヒバクシャ国際署名事務局広報担当の鈴木慧南(けいな)さんが国連第1委員会に署名の累計目録を届けます。
日本被団協の田中熙巳代表委員は「署名が1000万を超えたことはうれしい」と語りました。そのうえで、「2020年までの署名であることから、残りの期間で核兵器を廃絶させるためには大きな世論が必要だ。日本の核政策も変更させなければならない」と語り、国内で急速に署名を増やす必要があると強調しました。
藤森さんは、自身と家族の被爆体験を語り、「地元長野県でヒバクシャ国際署名をいろいろな人たちの協力を得て27万人ほど集めた」と紹介。さらに、これまで核兵器禁止条約に32カ国が批准したと述べ、さらに条約発効に向けヒバクシャ国際署名を広げ、「米国で核兵器廃絶の世論を広げるとともに、日本政府にも迫りたい」と決意を語りました。鈴木さんは、藤森さんをサポートし、国連への署名提出や証言活動などを行うことなどを報告しました。