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2019年9月29日(日)

ヒバクシャ署名さらに

長崎県民の会3周年のつどい

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(写真)下平さんの話を聞く参加者=28日、長崎市

 「『ヒバクシャ国際署名』をすすめる長崎県民の会」結成3周年のつどいが28日、長崎市内で開かれ、100人が参加しました。

 2020年までに署名50万人の目標に対し、27日現在34万4422人分と報告した柿田富美枝事務局長は、各自治体に「市民の会」をつくることや「ピースチャレンジャー」を増やすことなど署名推進を提起しました。

 朝長万左男共同代表は、核兵器禁止条約の批准国が32カ国に達する一方、核兵器国が核態勢を強化していると指摘。「被爆者がこれまで74年間培ってきた核なき世界の実現のための主張をまだまだやめるわけにはいかない」と述べました。

 九つの核兵器国と日本をはじめとする「核の傘」に依存する国々に対抗するため、署名運動や原爆体験の証言など核廃絶運動を再スタートさせる緊急アピールを田中重光共同代表が読み上げ、拍手で承認されました。

 長崎の被爆者、下平作江さん(84)は「被爆から74年を生きて」と題して証言。母、姉、兄を原爆で亡くしたことやその10年後の被爆を苦にした妹の自殺、被爆者援護法の創設を求める国会行動、今も続ける証言活動について語りました。その上で「原爆症の苦しみはもう私たちだけで十分。ずっとこの苦しみを味わわないために、みなさん一人ひとりが、戦争が二度と起こらないようにするためには何をすべきかをこの機会に考えてほしい」と訴えました。


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