2019年9月26日(木)
コンビニ商法の闇 語り合う
辰巳前参院議員 「奴隷のよう搾取」
松本オーナー 「いじめ許せない」
大阪
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コンビニ商法の闇とは―日本共産党の辰巳孝太郎前参院議員とセブンイレブン南上小阪店(大阪府東大阪市)の松本実敏オーナーが24日夜、大阪市内で語り合う企画がありました。
365日、24時間営業が当然視されていたなか、松本さんが時短営業に踏み切るや本部が1700万円の違約金を迫るなど圧力が加わりました。「辰巳さんがすぐ駆け付けてくれました。こんな国会議員はいません」と松本さん。時短しても利益はあがり、24時間営業に悩む他の系列のコンビニオーナーからも相談が相次ぎました。
辰巳氏のコンビニとの関わりは「ブラックバイト、賃金切り捨てがきっかけ。そこから、オーナーさんが奴隷のように働かされている問題へ。調べれば調べるほど搾取されていることがわかった」。廃棄すればするほど本部がもうかるコンビニ会計などを告発しました。
辰巳氏は国会質問でコンビニ問題を取り上げましたが、当初はどのメディアも報道しませんでした。「かわりにテレビで流れたのはセブンイレブンのコマーシャルでした」。そこから、メディアも取り上げざるを得なくなり、公正取引委員会を動かすなど大きく変化させてきました。
会場からは質問が相次ぎました。本部とたたかう松本さんに「そこまでの勇気。どうしてできたのか」との問いに「弱い者いじめが許せない。全国からの励ましが力。亡くなった妻も応援してくれているだろう」と松本さん。辰巳氏は政治のあり方について「法律で縛るしかない」とフランチャイズ規制法の必要性を強調しました。