しんぶん赤旗

お問い合わせ

日本共産党

赤旗電子版の購読はこちら 赤旗電子版の購読はこちら
このエントリーをはてなブックマークに追加

2019年9月26日(木)

せんせいふやそうキャンペーン 第2次署名提出

日々の疲労回復 保障せよ

写真

(写真)教職員の増員を求め宣伝する人たち=25日、文部科学省前

 全日本教職員組合(全教)など教育関係者や弁護士らでつくる「せんせいふやそうキャンペーン」実行委員会は25日、教職員の大幅増員と「1年単位の変形労働時間制」の導入中止を求める4765人分(第2次提出。のべ約2万1千人)の署名を首相・文部科学相あてに提出しました。

 署名提出に合わせて、文科省前で行った宣伝で、臨時国会で「1年単位の変形労働時間制」を教員に適用できる法案を政府が提出しようとしている動きに批判が集中。「教員定数の抜本改善こそ必要。文科省は教育予算を増やせ」との訴えが続きました。

 マイクを握った全教の小畑雅子委員長は、変形労働時間制について「夏休みにまとめて休みを取れるようにするというが、疲労やストレスは、日々、蓄積し、命と健康をむしばみます。“後でまとめて取り返す”ことなどできない」と指摘。

 宮下直樹副委員長は、子どもの虐待、年間約300人から減らない小中高生のいじめ自死、44万人といわれる潜在的不登校の問題を挙げ「先生が子どもたちと向き合う時間が足りません。長時間過密労働を助長する変形労働制ではなく、教員の増員を」と訴えました。


pageup