2019年9月16日(月)
ここで止まらない
多様性認め合うLGBTパレード
さっぽろレインボープライド
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多様性を認め合い、誰もが自分らしく生きられる街にしたいとの願いがあふれました。15日、札幌市中心街を歩行者天国にして「さっぽろレインボープライド2019」(同実行委員会主催)が行われました。
色とりどりの風船や7色のレインボー旗が翻り、自身の思いを書いたプラスターを掲げたパレード。沿道にはスマホを手にした人たちが切れ目なく並び、「頑張って~」と声援が飛んでいました。
「だんだんとマスコミでLGBT(性的少数者)が取り上げられるようになって、私たちは住みやすくなってきています」と苫小牧出身だと話すパルプさん(41)。「でもここで止まっちゃいけない。もっと広げて、まわりに言えない人たちがカミングアウトできる社会にしていきたい」
北区の女性(23)は「パレードを見てもらって、一番は自分が楽しい。みんな一緒に楽しめると知ってほしい。“LGBT”だと区別するのもおかしいよね」といいます。
北海道大学のLGBTsサークルのメンバー、しゅうしゅうさん(20)は「私たちみたいな人が身近にいると北大生もわかっていないんじゃないかな。LGBTの人が身近にもいるんだよ、こういう場があるんだよと知ってほしい」とうれしそうに語りました。
日本共産党の志位和夫委員長が応援メッセージ(詳報)を寄せ、読み上げられると会場から拍手が湧き上がりました。