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2019年9月11日(水)

カジノ誘致やめよ

とや都議 「依存症増やす」と知事追及

 日本共産党の、とや英津子東京都議は9日の都議会代表質問で、都がひそかにカジノを中心とする統合型リゾート(IR)誘致の調査検討を行ってきた問題を取り上げ、ギャンブル依存症を増やすカジノ誘致はすべきではないと、小池百合子知事に迫りました。

 とや氏は知事が“カジノとIRは違う”と発言してきたことに対し、共産党都議団が情報開示請求で入手した資料(6日公表)で、都が臨海副都心の青海(あおみ)地区北側にカジノを含むIR導入を検討し、海外のカジノ事業者からヒアリングを行い、事業者公募や計画申請のスケジュール表まで作成していると指摘。「人のお金を巻き上げ、ギャンブル依存症を増やし、治安を悪くし犯罪を増やし、貧困と格差を広げるカジノ誘致はすべきではない」と迫りました。

 また、都の開示文書の重要部分の多くが黒塗りで、知事の情報公開を進めるという公約に違反していると批判、黒塗りをはずすよう求めました。

 小池知事は「IRについてはメリット、デメリットの両面があり、総合的に検討していく」と答弁しました。

 とや氏は再質問で、IRにかかる国の自治体意向調査に関する都の回答文書について、開示された回答文書は「検討している」との記述以外は黒塗りだったと指摘。「カジノを含む統合リゾート誘致を検討していると回答したのではないか」とただしましたが、知事は答えませんでした。

自民は検討要求

 9日の都議会代表質問で、日本共産党がカジノ誘致検討の中止を小池百合子知事に迫ったのに対し、自民党の鈴木章浩都議は「IRは新たな国際都市東京を実現し、地域経済の持続的発展を支える骨太な柱になり得る」として、知事に築地市場跡地を含めてカジノ誘致検討を求めました。


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