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2019年9月10日(火)

私たちは一緒に生きていく

大阪 “日韓連帯”行動

 「差別や憎悪ではなく友好を」―。SNSで呼びかけた市民有志が、日韓対立を扇動する日本の政治やメディアに抗議し、日本と韓国の市民連帯を呼びかける「日韓連帯アクション0907」を7日夜、大阪市内で開催しました。約200人が参加しました。同アクションは、同日東京都でも開催されました。

 呼びかけ人の一人で大学院生の塩田潤さん(28)は、「政治的な対立があるからと言って、差別していい理由には絶対にならない。差別によって一人ひとりの存在が脅かされるような社会を望んでいない。一緒に生きていくことを望んでいます」と訴えました。

 高槻市から参加した女性(44)は、テレビが韓国の政治の腐敗を、韓国に対する憎悪をあおるように報道していることを強く批判。「日本にも、報道しなければならない政治の腐敗はたくさんあるのに、なぜそれを報道しないのか」と語りました。

 SNSで同行動を知ったと話す大学非常勤講師の女性(30)=大阪市=は、南アフリカへ留学していた頃、自分がその地域では「マイノリティ」だった経験を思い出したと言いました。「公共の電波で差別やヘイトが流される今の日本を怖く感じる。それを止めるために声をあげたい」と語りました。


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