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2019年9月10日(火)

岩手知事に達増氏 72%獲得

野党共闘 埼玉に続き勝利

共産党 県議選3議席確保

 参院選に続いて野党共闘でたたかわれた岩手県知事選が8日投開票され、日本共産党、立憲民主党、国民民主党、社民党の推薦で4選をめざした達増(たっそ)拓也氏(55)が、自公推薦で元県議の及川敦氏(52)に圧勝しました。達増氏は得票率で72・15%を獲得。全33市町村で及川氏の票を上回りました。


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(写真)知事選で4選を決め、バンザイをする達増氏(左から2人目)ら=8日夜、盛岡市

 同知事選では、告示直後の8月28日に、国政4野党の代表らが一堂に会し、達増氏を応援するなど、「野党共闘の発祥地の一つ」(日本共産党の志位和夫委員長)として、共闘の力を示しました。参院選後、埼玉県知事選につづいて、自公候補が野党共闘の前に敗れたことは、安倍政権に大きな打撃となります。

 午後8時ちょうどに「当確」が出ると、達増事務所は大きな拍手に包まれました。

 達増氏は、「幸福を守り育てる希望郷いわて」の実現に向け、東日本大震災津波からの復興と地域振興を「いわて県民計画」で進めると訴え、「広く浸透させることができた」と強調。国政4野党の代表らが応援に駆けつけた大街頭演説会が「一つのハイライトだった」と振り返りました。

 共産党の菅原則勝県委員長は、被災者の医療費免除(9年連続)や小学生までの医療費窓口無料化など「達増県政が評価された」とあいさつ。達増氏との政策協定を踏まえ、被災者の医療費免除継続などの実現へ共に奮闘すると話しました。

 知事選では達増県政を継続・発展させるのか、国の悪政持ち込みを許すのかが争点でしたが、及川陣営は「国との対立をあおるな」という攻撃に終始し、県政転換の大義を語れませんでした。

 同時に投開票された県議選で日本共産党は、斉藤信、高田一郎、千田美津子の現職が当選し、現有3議席を確保しました。

 知事選の開票結果は次の通りです。

当達増 拓也55無現

402803

 及川  敦52無新

155504

(投票率53・46%)


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