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2019年9月4日(水)

F35飛行再開 抗議

防衛相に共産党愛知県委

知事にも要請書

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(写真)防衛省の担当者(右端)に要請する(左から)本村、須山両氏ら=2日、名古屋市中区

 愛知県営名古屋飛行場でF35Aステルス戦闘機が試験飛行を再開したことを受け、日本共産党愛知県委員会は2、3両日、岩屋毅防衛相と大村秀章愛知県知事宛てに、「F35Aの試験飛行の中止を求める要請書」を提出しました。

 F35Aは、今年4月に青森県の航空自衛隊三沢基地所属機が墜落事故を起こし、試験飛行を含め、すべての飛行を停止していました。防衛省は、8月1日から三沢基地で飛行を再開し、名古屋飛行場では8月29日から試験飛行を再開すると発表、天候の都合で2日から飛行しました。

 防衛支局への申し入れには本村伸子衆院議員、須山初美党県常任委員が参加。名古屋市、春日井市、豊山町、扶桑町、岐阜県各務原市の党議員も参加しました。

 要請では、名古屋飛行場に隣接する三菱重工業小牧南工場で組み立てられたF35Aが試験飛行中のトラブルで緊急着陸していることや、4月の墜落事故の原因について機体トラブルが100%なかったとは言い切れないとしており、人口密集地で墜落事故が起きたらと、住民に大きな不安をもたらしていると強調しました。

 本村議員は「地元の住民が知らないうちに試験飛行を再開したことに強く抗議する。事故調査報告書も『欠陥』に関する分析もなく、まったく不十分。試験飛行は中止すべきだ」と述べました。参加者は、正確な原因究明と住民説明会の開催を求めました。

 防衛省の担当者は、「要請があったことを担当部署に伝える」と話しました。

 愛知県平和委員会も2日、F35戦闘機の飛行再開中止を求める請願書を東海防衛支局に提出しました。


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