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2019年9月3日(火)

戦争あおる言動に反省なし、辞職を

丸山議員発言 小池書記局長が批判

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(写真)記者会見する小池晃書記局長=2日、国会内

 日本共産党の小池晃書記局長は2日、国会内で記者会見し、「NHKから国民を守る党」(N国)の丸山穂高衆院議員がツイッターで、竹島をめぐり「戦争で取り返すしかないんじゃないですか」と発信したこと(8月31日)について問われ、「千島列島をめぐって『戦争しないとどうしようもない』とした発言にひとかけらの反省もなく、戦争をあおる発言を繰り返した。議員を辞職すべきだ」と述べました。

 丸山氏は、5月に国後島の「ビザなし交流」に参加した際、ロシアとの領土問題をめぐり、訪問団長の元島民に「戦争しないとどうしようもなくないですか」などと発言し、後に謝罪・撤回。衆院は、発言を「憲法の平和主義に反する」と断じ、泥酔して禁止されていた外出を試みるなどの一連の言動を含め「国会議員としての資格はないと断ぜざるを得ない」とする糾弾決議を全会一致で提出・可決しました。

 小池氏は、「丸山氏は、国後島での発言を元島民に謝罪したが、それが全くいつわりだったということだ。糾弾決議を受けた自らの言動への反省が全くなく、国会議員の資格はない。直ちに辞職すべきだ」と強調。N国に対しても「こういう人物を党に抱えた責任が問われる」と指摘しました。

 さらに、糾弾決議は全会一致で衆院として意思を示したものだとして、「決議が踏みにじられるような発言がなされたのだから、党派を超えて与野党で一致して辞職を迫っていく必要がある。各党とよく相談したい」と表明しました。


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