2019年8月31日(土)
核兵器禁止条約 カザフスタン批准
26カ国目
中央アジアのカザフスタンが29日、核兵器禁止条約の批准書を国連に寄託しました。30日付の「UNジャーナル」(国連の公式活動日誌)に掲載されました。同条約を批准した国は26カ国目です。
8月29日は「核実験に反対する国際デー」です。1991年の同日、カザフスタンにある旧ソ連時代のセミパラチンスク核実験場が閉鎖されたことにちなみ、カザフスタンが提唱して国連総会が2009年12月、全会一致で決めました。
同国とウズベキスタン、キルギス、タジキスタン、トルクメニスタンの中央アジア5カ国は06年9月、非核地帯条約に調印し、同条約は09年3月に発効。14年5月には米英仏中ロの核兵器保有5カ国が同条約の議定書に調印しています。
核兵器禁止条約は17年7月7日、122カ国によって採択。50カ国目の批准書が国連に寄託された後90日で発効します。