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2019年8月30日(金)

人権といのち輝かす

金沢 中央社保学校始まる

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(写真)中央社会保障学校で会場からの質問に答える井上氏(左)と小森氏=29日、金沢市

 「人権といのちが輝く社会保障をともに」をテーマに「中央社会保障学校inいしかわ」が29日、金沢市内で始まりました。31日まで。

 主催者あいさつした井上賢二中央社保学校校長(大阪保険医協会副理事長)は、安倍首相が固執する改憲にふれて、参院選後の世論調査(朝日)でも、国民の関心は社会保障が38%、憲法改正が3%で、国民の多くが望んでいるのは、社会保障の充実だと指摘し、「『権利としての社会保障』を深めあおう」と呼びかけました。

 二つの学習講演では、九条の会事務局長の小森陽一東京大学名誉教授が「憲法9条を巡る情勢と私たちの課題」、法学者の井上英夫金沢大学名誉教授が「平和的生存権と人権としての社会保障―社会保障レボリューションの提起」と題してそれぞれ語りました。

 両氏は「市民と野党の共同が、改憲勢力の策動を参院選でおさえた。国の予算を戦争に向けていくのか、人間の生活に向けていくのかを議論し、政権をかえる運動に高めよう」(小森氏)、「生存権を問うた朝日訴訟から人権意識は高まっている。人権を破壊する憲法改悪は認められない。憲法を守り、発展させるためにたたかえという97条の歴史観、未来志向が重要です」(井上氏)とのべました。


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