2019年8月30日(金)
公共料金値上げ次々
消費税増税で鉄道・ガス…
庶民生活を圧迫
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安倍晋三内閣が狙う10月1日の消費税率10%への引き上げに伴い、10月1日からの公共料金などの値上げが相次いで公表されています。
家計への負担増は必至です。
JR各社や大手民営鉄道各社は軒並み、乗車運賃を値上げする予定です。スイカなどの交通系ICカードを利用した場合の、1円単位の値上げが目立ちます。例えばJR東日本の場合、山手線など特定区間を除く最短距離(1~3キロ)のIC運賃は144円から147円に改定されます。(表参照)
JR東日本によると、定期券の利用開始日が10月1日以降でも9月30日までに購入した場合は8%の税率が適用されます。ところが、10月1日以降に購入したものから10%の税率が適用されることになります。
バス運賃も値上げします。
東京ガス、大阪ガス、東邦ガスの3社は基本料金や、ガスの使用量に応じて支払う「従量料金」の単価を値上げします。3社は、ガス料金などに消費税率10%を反映させるための届け出を経済産業省にしています。3社はガスの小売り全面自由化後も小売料金規制の経過措置対象となっているため、料金を変更する場合は届け出を行う必要があります。
日本郵政は郵便料金を値上げします。通常はがきが62円から63円に。年賀はがきを含みます。ゆうパックなどの運賃・料金も変更します。
ゆうちょ銀行は各種手数料を値上げします。提携金融機関のATMを利用した場合の貯金の預け入れや払い戻しの手数料を108円から110円に引き上げます。残高証明書の発行など各種請求や送金などの手数料も値上げします。
景気が低迷している中での消費税増税は無謀です。安倍内閣は消費税増税に伴う景気対策を各種講じていますが、消費税増税をストップすることこそ、最大の景気対策です。