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2019年8月29日(木)

避難解除も課題山積

党国会議員団 大熊副町長らと懇談

福島

写真

(写真)大熊町の担当者(手前)と懇談する党議員団のメンバー=28日、福島県大熊町

 日本共産党国会議員団福島チームは28日、双葉町に続き、大熊町の吉田淳副町長らと懇談しました。

 大熊町は4月に帰還困難区域以外の避難指示を解除し、役場本庁舎を新設。同地域とJR常磐線の大野駅周辺を中心に復興を進める方針です。

 町の担当者は、避難指示が解除された地域はもともと水田で町民の4%が住んでいた地域で、復興はまだまだこれからと強調。大野駅周辺の整備は2022年以降になると指摘し、政府が21年3月末までとしている復興期間以降も支援が必要だと強調しました。

 また、▽商業・医療施設の再建がこれからで、不便なことから復興公営住宅入居に当選した人が辞退する例が続いた▽町の自主財源で生活循環バスを1日10往復しているが、利用者は10人に満たない▽帰還を望むのは高齢者が多いが、山菜採り、川釣りなどの楽しみができない。有効な山林除染ができないものか―などの苦労が話されました。

 高橋千鶴子・福島チーム代表は「力を合わせ復興に必要な措置を国に迫っていこう」と激励しました。


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