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2019年8月22日(木)

野党の政権構想示せるかがカギ

ラジオ日本 小池書記局長語る

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(写真)小池晃書記局長

 日本共産党の小池晃書記局長は21日、ラジオ日本の「岩瀬恵子のスマートNEWS」に出演し、7月の参院選の結果や野党共闘の発展に向けた課題などを語りました。

 小池氏は、参院選で自民・公明・維新などの改憲勢力が改憲発議に必要な「3分の2」を割りこんだことは「市民と野党の共闘の成果です」と強調。共産党が2017年総選挙から得票数・得票率を前進させたことにふれ「次につながる重要な足がかりをつくりました」と話しました。

 岩瀬氏は「投票率がものすごく低かった。これをどうにかしなければいけないですね」と提起。小池氏は「日経」世論調査で投票に行かなかった理由で一番多かった回答が「政治や暮らしが変わると思えない」だったことをあげて、「自分の1票で新しい政治ができる希望を持てない。そこを乗りこえる展望を示すことが野党の課題だ」と発言しました。

 その上で、次の総選挙では「野党の政権構想を示し、『こんな日本をつくる』と打ち出せるかどうかがカギを握る」と語り、共産党が野党連合政権に向けた話し合いをよびかけていると紹介。20日に立憲民主党と国民民主党が衆参両院で統一会派結成に向けて合意したことについては「野党第1党が大きな力を持って与党と対峙(たいじ)することになれば国会運営を進める上では良いこと。共闘の前進を期待したい」と語りました。

 小池氏は、10月からの消費税増税に向けて駆け込み需要すら起こっていないほど景気が冷え込んでいるとして、「国会で議論しないまま強行していいのか」「一回立ち止まって考えた方がいい」と述べ、閉会中審査での議論を主張しました。

 安倍政権が徴用工問題への報復として貿易制限を拡大したことについて「政治的な問題の解決に経済を利用するのは絶対にやってはいけない。撤回すべき。日本経済にとっても大打撃だ」と批判。両国政府は冷静な話し合いで解決していくべきだと語りました。


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