2019年8月12日(月)
性暴力「黙らない」 拡散
フラワーデモ 全国18カ所
相ついだ性暴力の無罪判決に抗議するフラワーデモが11日、全国各地で行われました。東京駅前では、手に花を持ち、花柄のアクセサリーや服を身につけた人が多く参加。自身や家族、友人が経験した性被害を語りながら、「誰もが安心して暮らせる社会にしたい」と訴えました。
今回で4回目となったフラワーデモ。呼応した行動が、月を重ねるごとに各地に広がっています。この日は、少なくとも全国18カ所で取り組まれました。
東京駅前では、呼びかけ人のひとりで作家の北原みのりさんからのメッセージが読みあげられました。法務省が、刑法改正に向けた検討会の設置を決めたことを紹介し、「私たちの声が後押しになっています」とのべ、検討会の委員が決まる来年3月までは、フラワーデモを続けていきたいと表明しました。
来月、群馬でもフラワーデモを開催したいと語った群馬県高崎市から参加した女性(33)は、自身も多くの性被害にあってきたが、長い間、誰にも話してこなかったと告白。「みなさんに背中を押されて、私も声をあげようと決めました。地元で頑張ります」と話しました。
日本共産党の志位和夫委員長、吉良よし子参院議員、池内さおり前衆院議員が参加しました。