2019年8月2日(金)
沖縄の民意 選挙後も無視
辺野古ゲート前 県民抗議
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沖縄県名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブのゲート前で1日、約100人が辺野古の米軍新基地建設に反対する座り込みを行い、「違法工事をやめろ」「美(ちゅ)ら海守れ」とシュプレヒコールを上げました。
同新基地建設に反対する「オール沖縄」の高良鉄美氏が勝利し、県民の民意が改めて明確に示された7月21日の参院選の翌日も、同ゲートでは、民意を無視して車両の搬入が行われました。
那覇市から参加した女性(68)は「民意無視が当たり前の政治は憲法違反。高良さんには安倍政治は憲法違反だと、国民が広く理解できる国会論戦を期待している」と述べました。
基地建設の既成事実をつくり、県民を諦めさせる安倍政権の手法に対し、女性は「県民の怒りはどんな時も燃え続けるもので、諦めて消えるのではない。仲間と『安倍さんより長生きしよう』を合言葉に頑張っている」と力を込めました。
1日は、午前9時に60台、正午に45台の車両が基地に入っていきました。車両の出入りを調査しているヘリ基地反対協議会の担当者によると、K8護岸が完成して以降、車両台数は大幅に減っているといいます。