2019年7月30日(火)
差別許さぬスタンディング
新潟 市民・弁護士ら行動
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新潟市で28日、ヘイトスピーチや差別発言を繰り返す「日本第一党」の集会に反対、抗議するスタンディングが、市内中心部のNEXT21前で取り組まれ、市民や弁護士ら20人が参加しました。
行動の名称は「#0728新潟NOHATE(ノーヘイト)」。集会があることを知った同市在住の女性がツイッターで呼びかけたもので、県内をはじめ東京、千葉、神奈川から参加がありました。
参加者は「新潟はレイシスト(人種差別主義者)を歓迎しない」「ヘイトスピーチ許さない」のプラカードや横断幕を掲げ、道行く人に「DIVERSITY is STRENGTH(多様性が私たちの社会を強くする)」と書かれたうちわを配布しました。
上越市の男性は「差別はダメだと、はっきり意思表示をしないといけない」と話し、神奈川から駆けつけた女性は「こういう差別は自分たちの世代で終わりにしたい」。
同市在住の女性は「差別は言論の自由とは違う」と強調。在日コリアンの女性は「同党はすでに新潟市内で街頭宣伝をしている。地方だから活動できると思わせたくない」と話しました。
同団体は当初「県本部設立記念講演会」と銘打ち、60人規模の施設で集会を計画したものの、市民の抗議を受けて会場を変更。時間や場所を秘密にして集会を開催しました。
行動を呼びかけた女性は「初めての企画。呼びかけには勇気が必要だったが、多くの人が応えてくれた。これからも『差別はやめよう』と呼びかけていきたい」と話しました。